見えないもの

福島に少し帰って、いま東京に戻る途中。


福島市内は瓦が崩れていたり、液状化でマンホールが盛り上がっていたりと、ところどころに地震の爪跡が見えた。


ぱっと見そんな被害はないのだけど、雰囲気が明らかに地震前と違う。
何かありました、ということが、体にひしひしと伝わった。


家族はみんな元気なんだけど、放射能に対する諦めというかやるせなさは持っている。
しかも、風評被害で、東京に戻ったあと嫌な目に遭わないかと心配してくれて、とっても切なかった。


私は家で取れた野菜も食べたし、マスクとかせず公園で姪と遊んだけど。
心がちくちく痛んだ帰省だった。


もとは人が原因かもしれないけど、そういうことを頭で考えるよりも前に、まず体から湧き出てくる感情は

ほんとに地震嫌い!
原発もだいっ嫌い!

ということだった。