ドラム

9月からドラムを習っている。

ドラムやりたいなと心から思ってしまった。ブラスバンド部時代に経験した、打楽器を叩く喜びと合奏のエクスタシーは筆舌に尽くし難く、今でも思い出すとうっとりする。
怒られてくやしくてひたすら練習し、認められて泣いたこともあった。青春です。

ドラムコースのクラスメイトは年齢も様々で、50歳の人、大学生の女の子、セミプロの男の子、私と同じくらいの子持ちの人。

私がいちばん新入りなので皆尊敬すべき先輩だ。たまに自分の下手さにレッスン中泣きそうになるし、つい弱音を吐いてしまうこともある。レッスンの時、私はなぜかものすごい素直になっている。

いまの私の壁は、みんなが過去乗り越えてきたものらしく、帰りのエレベーターで先輩の女の子に「大丈夫です!」と慰められたりしてさらに泣きそうになる。

難しいが、だからドラムはやめられないしどんな壁もいつか乗り越えられる気がするのだ。それだけドラムが、音楽が好きで、今の私になくてはならないものだからだろう。