復帰

明日から会社へ行く。
入院、手術、退院、自宅療養。
手術からちょうど1週間が経ったが、今思い出してもぞっとする。


腹腔鏡手術は、回復が早く入院期間も短くて済む。手術は2時間程で終わり、手術室から出たところで目が覚めた。
それから闘いが始まったと言っても過言ではない。


まず、痛い。当たり前だけど痛い。
へその上と下が痛い。
そして苦しい。酸素マスクが邪魔。
しばらく着けていないとだめらしく、我慢できずにこっそりずらしていたら、優しい母が気づいて正しい位置に直してくれた。

じっとしていられなくて寝返りを打ちたいが、おしっこの管や腕の点滴が煩わしくて好きなように動けない。

痛みで眠ることもできず、思わず涙が出た。母が拭ってくれた。

酸素マスクが取れ、落ち着いたかに思えたが夕方〜深夜まで続く吐き気。
ナースコールを連打し、吐き気止めを二回打ってもらう。手術日は1日絶食なので水を飲むこともできず、うがいでやり過ごした。辛すぎる。

ついに朝が来てベッドを起こしてもらったら、生涯最悪の肩の痛みが!!この手術独特の痛みだそうで、湿布を処方してもらう。

朝、看護師さんが蒸しタオルで体を拭いてくれそれはまるで天国のよう。
そして手術後初めて口にした桃の美味しさよ。絶食という機会は普段ないし、ある意味良い経験をした。明けない夜はない。

いいこともあったので、続きはまた書くが、ひとつわかったのは、

「昔(5年以上前)同じような病で入院・手術したことのある人の体験談はあまり参考にならない」

ということ。医学の進歩は早いのです!