桜が満開で、もうすぐ秒速5センチメートルである。
日本に生まれてよかったなと思う季節。


加地等さんという歌手が昨年肝硬変で亡くなってしまい、彼のドキュメンタリー映画を新宿で観た。

歌詞が酷くてどうしようもないようで、いい。さみしい。

生活は酒と睡眠薬、安定剤に頼る日々でひどすぎた。彼は死にたかったのか、自制が効かなくなり、そうするほかなかったのか。

中島らもが、
人が「あの時こうすればよかった、、」と後悔するのはとってもナンセンスで、あの時ああするしか選択肢がなかったから今があるのだ、と言ったのを思い出した。


上映後に西村賢太さんのトークがあったせいか劇場は満員だった。西村さん、ばっさり斬っていた。ばっさりは言い過ぎかな。

通信で文章添削を受けることにし、昨日直接水道橋の学校へ申し込みをしてきた。

半年間毎月、課題を3つ提出して赤字で戻ってきたら清書して再提出。手書きらしい。

ただひたすら書いているだけでは何の進歩もない、とテキストに書いてあり、もっと早くこのコースを受けていれば…と思った。コードを知らずに弾くギターのように。

そう、何事にも基礎が大事。つまらないけど!


今朝は天気がよく、ジョニ・ミッチェルを聴いた。
Big Yellow Taxi。明るいようで歌詞が重い。

東京日和が文庫になっていた。

箇条書き

世田谷美術館の分館で、アラーキーの街の写真展を開催している。

彼の本質はこれではないか、
街は暗く寂しい。

寂しがり屋のセンチメンタリスト、アラーキー
森山大道はクール、アラーキーは陽気。
対極に見えてふたりは似ていると思う。


・久しぶりにジーンズを買った。
濃いワンウォッシュ、orslowというところのもの。
育てる楽しみが増えた。


・今月読んでいる本はタイトルがいい。
「彼らが写真を手にした切実さを」
「名人は危うきに遊ぶ」

マイ・ブルーベリー・ナイツを観た。
ナタリー・ポートマンがかわいくてしょうがない。ノラ・ジョーンズもいいです。

色恋沙汰は一旦休んで、成長していくのです。
ウォン・カーウァイらしい。


らもトリップをテアトル新宿で。
いちばん良かったのはエンドロールの歌でした。
私は熱狂的ではないけれど中島らもが好きだ。でも、この映画の企画は中島らもである必要があるのか?と思った。

らも愛が感じられず。
いろいろ商業的な事情があるかもしれないが、いらついた。

新橋と歌舞伎町

先週末の話。

新橋で友達と飲む。
金曜夜の新橋は、予約しないとだめ。ということを思い知らされる。

居酒屋にて、店員が女性なのか男性なのかわからず、気になっていたら店をでた直後に友達もそのことを言い出した。
私は女だと思った。
彼女は男だと思ったらしい。

いつも楽しい新橋。
サラリーマン文化はちょっと哀愁があるよ。
ニュー新橋ビルにある喫茶店、ポワが閉まっていて残念だった。平日、早い時間に必ず行きたい。

日曜日は歌舞伎町へライブを観に行った。
会場は元キャバレーだったらしく、始まる前から独特な雰囲気に気分が上がった。

帰りは会場近くのミスドでぼーっとして、家の近くで足が痛すぎて靴脱いで地べたを歩いた。
とても素敵で、とても変な夜だった。

新橋

ポンヌフという古い洋食屋が新橋にあるのだが、無性に食べたくなりJRメトロを乗り継ぎ、ひさびさに新橋へ向かった。

ポンヌフバーグ。
一枚の白い皿に生野菜(レタスきゅうりトマト)、ナポリタン、ハンバーグ、バターロールが山盛り乗っていて、バターロールに挟んで食べることもできる。

これがおいしい!!
パンの甘みとハンバーグ、ナポリタンの塩気が合う。パンの表面が焼かれてパリッとしているのもいい。

土曜日の昼下がりとなると空いている。


それからメゾンエルメスまで歩き、山口晃さんの個展を見た。

凄すぎる、、東京の鳥瞰図を墨で書いていて、シンプルだが細かくていつまでも見ていたかった。
すごい!
そしてエルメスの香水の香りが終始漂っていた。

新橋へ戻り、虎ノ門まで歩こうと思い立ち、そういえばこの辺に気になってた喫茶店があったなあと思ったら、すぐ目の前に現れた。
チーズケーキに粗塩がふりかけてあり、美味しさにおどろく。

白州正子、読まず嫌いでいたが面白い。素敵。


そうそう、先日ある人に、一流を知らないと二流がわからない、一流を知れば身の回りの美しいものに気づくのだと言われた。
もとは淀川さんの言葉らしい。
一流を知るためにお金を使いなさい、とも。

一流になりたいな、、いつか。

ひさびさ

11月にこの日記を書いたきりで、今日までいろんなことがあったのだが、この2ヶ月も今までの数年間とは比べられない変動ぶりだった。

12月は、、手帳を開くと、渋谷の名曲喫茶ライオンに二度行き、また、昔の恋人に再会し、すっきりした。
有馬記念で少し儲かり、ウインズでレースを知らない人たちと見て涙した。

気持ち悪い出来事がきっかけで、私のトラウマが判明して克服したこと。
女性ミュージシャンのCDをほとんど持っていない(選ばない)理由もなんとなくわかった。

いまはけっこう素直に聴ける。
ZAZというフランスの女性ボーカリストが素敵。

1月は旅行。
移動中にぼーっと考えてる時間が取れ、一つ答えが出た。したいことをするのだ。
頑張る。
今年もまた変動し続ける一年だろう。